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ネットワーク通信状況の確認(iOS)

Last modified by tom on 2014/09/12, 17:40

概要

iOSのMobile Safariでネットワーク通信状況の確認方法

  • iOSのMobile SafariでWebインスペクタを表示する方法はこちらを参照してください。

iOSのネットワーク通信速度をシミュレートする方法
iOSのネットワーク通信状況を「Instruments」で確認する方法

iOSのMobile Safariでネットワーク通信状況の確認方法

Webインスペクタのネットワーク状況を表示

1.「タイムライン」タブを選択
2.左側のメニューで「ネットワーク要求」が選択されていることを確認
timeline_re.png

ネットワークの通信状況を収録する

ログの取得には次の2つの方法があります

収録ボタンを押す

1.タイムラインの右にあるボタンを選択

  • ボタンが灰色のときにカーソルを合わせると「収録を開始」と表示され、ボタンが赤くなる。
    start_record.png

2.ボタンが赤くなり「収録中」と表示される
recording_sample.png

3.再度ボタンを選択すると「収録中」の文字列が消え、収録が終わる
4.1~3の間にスクリプト等がロードされた場合は右側の一覧に表示される

iOS端末でページをロードする

1.iOS端末で任意のページをロードする
2.自動で収録が始まり、ロードされたファイルが一覧に表示される

  • 画像ではhifiveのトップページをロードしています
    recording_nonfilter_re.png

タイムラインの見方

Webインスペクタの右上には、

  • ネットワーク要求
  • レイアウトとレンダリング
  • JavaScriptとイベント
    それぞれのタイムラインが表示されます。
    右下には初期はネットワーク要求のタイムラインの詳細が表示されます。
    explain_timeline.png

ロードしたファイルの詳細を確認する

1.確認したいファイルを選択
2.Webインスペクタ右上のリソースボタンを選択
3.選択したファイルの情報が右側に表示される
timeline&resource.png

ロードしたファイルをフィルタリングする

初期はロードされたファイルが全て表示されます。フィルタリングをすることで、特定のファイルのみを表示させることができます。
1.Webインスペクタの右下のエリアにカーソルを入れる
2.スタイルシート、スクリプトなどの内、表示したい項目を選択
3.選択した項目のみが表示される
way_of_filtering.png

選択したファイルを参照する

1.参照したいファイルの行にカーソルを合わせる
2.名前カラムに表示される矢印「→」を選択する
refer_select_file.png

3.リソースタブに切り替わり、選択したファイルが表示される
show_selected_resource.png

iOSのネットワーク通信速度をシミュレートする方法

1.iOS端末で「設定」を開く
2.左サイドメニューの「デベロッパ」を選択

「デベロッパ」のメニューが出ない場合はこちらの手順に従って開発者用設定を有効化してください

3.右サイドメニューの「NETWORK LINK CONDITIONER」のStatusを選択
developer_menu_re.png

4.Enableを有効化
5.設定したいプロファイルを選択
6.プロファイルにチェックマークが付き、通信速度がシミュレートされます
network_profiles_re.png

  • プロファイルの右にある「>」を選択すると、詳細な設定ができます
    network_profiles_detail.png

iOSのネットワーク通信状況を「Instruments」で確認する方法

1.Macで「Instruments」を開く

1.control+spaceでSpotlightを開く
2.「Instruments」と入力
3.アプリケーション「Instruments」を選択
spotlight.png

  • 上記以外の起動方法
    • Xcodeのメニュー「Xcode」→「Open Developer Tool」→「Instruments」を選択
      xcode_instruments.png

2.Instrumentsで通信状況を確認する

1.Instrumentsの「Library」ボタンを選択。
library_btn.png

2.「Library」の検索欄にチェックしたい項目名を入力。画像では「network」と入力
3.検索結果がリストになって表示される
library_search_re.png

4.リストから任意の項目を「Instruments」の赤枠部分にドラッグ&ドロップ

  • 今回は通信状況を確認するので「Network Activity」を選んでいます
    into_instruments_re.png

5.「Choose Target」を選択し、チェックする端末を選択
choose_target.png

6.「All Processes」を選択し、チェックするプロセスを選択。画像では「All Processes」を選択
choose_processes.png

7.「Record」ボタンを選択
record_btn.png

8.iOS端末でページをロード。Instrumentsにログが表示される
9.「Record」ボタンをもう一度選択するとロギングを終了
10.取得したログの一覧が表示されます
recording_re.png

iOS端末単体で通信状況を確認する

1.「設定」を開く
2.左サイドメニューのデベロッパを選択

「デベロッパ」のメニューが出ない場合はこちらの手順に従って開発者用設定を有効化してください

3.右サイドメニューの「INSTRUMENTS」のLoggingを選択
developer_menu_re.png

4.「Networking」を有効化
5.「Start Recording」を選択
ios_developer_logging_start_re.png

6.任意のアプリを操作。今回はネットワーク通信状況のログを見るので、通信を行うアプリを操作します。
7.「Stop Recording」を選択
ios_developer_logging_stop_re.png

8.Macで「Instruments」を起動。端末をMacに接続。
9.Libraryを開き、「Network Activity」をInstrumentsにドラッグ&ドロップ
10.「Choose Target」を選択し、ログをチェックしたい端末を選択
11.Instrumentsのメニュー「File」→「import Logged Data from Device」を選択
12.iOS端末が取得した通信状況のログが表示されます

  • LibraryからNetwork Activity、Energy Usage以外の項目をドラッグ&ドロップすると、インポートできないことがあります。

instruments_import_log.png

iOS端末の「設定」の項目に「デベロッパ」を表示する

1.iOS端末をMacに接続
2.MacでXcodeを起動
3.Xcodeのメニュー「Window」→「Organizer」を選択
xcode_menu.png

4.左サイドバーから接続した端末を選択
5.「Deveices」タブを選択
6.「Use for Development」を選択
organizer_re.png


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